年に一度の重要文化財開帳-武蔵国分寺薬師如来坐像(国分寺市)

2016年9月21日 (西多摩 歳時記)

 武蔵国分寺薬師堂の木造薬師如来坐像が10月10日に開帳される。例年、11時から法要が行われ、その後16時頃まで自由に拝観できる。平安時代末頃の作とされる。寄木造り。高さは2m弱。国指定重要文化財。
 鎌倉時代末期に、分倍河原の戦で敗れた新田義貞が放った火で武蔵国分寺が焼失したが、この仏像は難を逃れた。寺の縁起には、自ら逃げ出して無事だったと記されているという。その後、その新田義貞が金堂跡付近に薬師堂を寄進し、この仏を安置した。現在の薬師堂は江戸時代中期に再建されたもの。仁王門も合わせて建てらてたが、その木材の一部は、新田義貞寄進の薬師堂のものが使用されているという。
 脇侍の日光・月光や十二神将像も素晴らしい。前者は室町時代、後者は元禄時代の作。

国分寺薬師堂

武蔵国分寺薬師堂

薬師如来坐像(イラスト)

薬師如来坐像(イラスト)